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虎ノ門アルセアタワー
独立行政法人都市再生機構(以下「UR都市機構」)、保留床取得者である日鉄興和不動産、第一生命保険、関電不動産開発、東京ガス不動産、JR九州及び大成建設ならびに共同通信会館など地権者で構成する虎ノ門二丁目地区再開発協議会は2025年2月13日、「虎ノ門アルセアタワー」が、2025年2月14日に竣工すると発表しました。 建設地は東京都港区虎ノ門2丁目。 規模は地上38階、地下2階、高さ179.925m(最高184.925m)、延べ面積約180,600㎡です。 実施設計・施工は大成建設が担当しました。
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2024年6月14日撮影。 UR都市機構と国家公務員共済組合連合会が中心となり虎の門病院や国立印刷局、共同通信会館などを一体的に再開発しています。 地権者は一般社団法人共同通信社、株式会社共同通信会館のほか、国立印刷局、財務省です。 「虎ノ門アルセアタワー」は隣接地に移転開業した「虎の門病院」の跡地に誕生しました。
施設構成図
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1階にマルシェ・店舗、2階にオフィスロビー・店舗・アルセアサロン、3階にビジネスセンター、4~5階に機械室、6~15階に賃貸対象外のオフィスフロア、16~37階に賃貸オフィスフロアを配置します。 22階にはスカイロビー・スカイラウンジを設けます。
概要
名 称 | 虎ノ門アルセアタワー |
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計画名 | 虎ノ門二丁目地区(再)特定業務代行施設建築物建設工事 |
事業名 | 虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業(業務棟) |
所在地 | 東京都港区虎ノ門2丁目105番(地番) 東京都港区虎ノ門2丁目2(住居表示) |
最寄駅 | 東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ駅」、東京メトロ銀座線「虎ノ門」駅 |
建築主 | (建築物全般) 独立行政法人 都市再生機構 東日本賃貸住宅本部 (地域冷暖房施設) 株式会社 虎ノ門エネルギーサービス |
基本設計・総合監理・デザインディレクション | 日本設計・三菱地所設計共同企業体 |
実施設計 | 大成建設株式会社 一級建築士事務所 |
施 工 | 大成建設株式会社 |
用 途 | 事務所、店舗、駐車場 |
敷地面積 | 22,539.74㎡ ※完成時ニュースリリース:約22,500㎡ |
建築面積 | 7,898.09㎡(全体15,641.30㎡) |
延床面積 | 180,582.82㎡(266,115.75㎡)※完成時ニュースリリース:約180,600㎡ |
構 造 | 鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造 |
基礎工法 | 直接基礎、杭基礎 |
階 数 | 地上38階、地下2階 |
高 さ | 179.925m(最高184.925m)※完成時ニュースリリース:約180m |
着 工 | 2020年9月 |
竣 工 | 2025年2月14日 |
備 考 |
◆特定業務代行者 ・実施設計・施工 大成建設株式会社 ・保留床取得 日鉄興和不動産株式会社、第一生命保険株式会社、九州旅客鉄道株式会社、大成建設株式会社、T2特定目的会社(関電不動産開発株式会社、東京ガス不動産株式会社、日鉄興和不動産株式会社が出資するSPC) ◆開発の概要 ① 国立印刷局本局が共同通信会館に移転(2014年11月) ② 国立印刷局を解体し、新しい虎の門病院を建設(2019年5月開院) ③ 旧虎の門病院を解体し、虎ノ門アルセアタワーを建設(2025年2月竣工) ④ 共同通信と国立印刷局本局が虎ノ門アルセアタワーに移転 ⑤ 共同通信会館を解体して公開空地などを整備 ◆2024年5月8日付ニュースリリース(ワーカーサポート施設の概要決定)は→こちら ◆2025年2月13日付ニュースリリース(竣工)は→こちら |
最終更新日:2025年2月13日
地図
建設地まで東京メトロ銀座線「虎ノ門駅」及び東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ駅」より徒歩3分、東京メトロ南北線「溜池山王駅」より徒歩5分ほどです。 「虎ノ門ヒルズステーションタワー」との接続デッキは2025年2月、「赤坂インターシティAIR」との接続デッキは2029年度に完成する予定です。
開発の概要
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2015~2018年度 旧国立印刷局解体→新虎の門病院建設
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2019~2020年度 旧虎の門病院解体
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2020~2024年度 虎ノ門アルセアタワー建設
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2025~2029年度 共同通信会館解体→基盤施設整備
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2030年度 事業完了(広場整備&アメリカ大使館前交差点改良)
2024年6月14日撮影
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①の地点よりスタートします。
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①の地点より見ています。外観はほぼ完成しています。
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②の地点より。地震対策として制振構造を採用しています。 1~2階に商業エリア、1~3階にビジネスセンター、4~5階に機械室、6~37階にオフィスフロアを配置する計画です。
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1~2階の商業エリアには、11店舗からなる飲食ゾーンのほか、カフェやオールディダイニング、コンビニなどを誘致する予定です。
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その左手。環状2号線に面しています。
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北東側より。 1~3階のビジネスセンターは、シェアオフィス、コンファレンス、フィットネス、バイクステーション(予約制駐輪場)、コンシェルジュで構成する計画です。
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その右手。「住友不動産虎ノ門タワー」(地上35階、高さ169.7m)があります。
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左手。中央奥が「虎ノ門ヒルズステーションタワー」(地上49階、高さ264.00m(最高265.75m)です。
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③の地点に移動しました。
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③の地点より。 2階にオフィスロビーを配置し、6~15階に賃貸対象外のオフィスフロア、16~37階に賃貸オフィスフロアを設ける計画です。
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その右手。環状2号線。
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6~15階には国立印刷局の本局が入るものと思われます。
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16~37階の賃貸オフィスフロアの基準階面積は約3,500㎡(約1,050坪)、天井高は2.9m(16階・22階・30階は3.0m)を予定しています。
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④の地点に移動しました。
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④の地点より見上げました。 16~37階の所有者は、16~20階が株式会社共同通信会館、21階が一般社団法人共同通信社、22~37階が保留床を取得した日鉄興和不動産、第一生命保険、関電不動産開発、東京ガス不動産、九州旅客鉄道、大成建設の6社グループとなります。
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南西方面に進んだ地点より。 シャトルエレベーターの乗り換え階となる22階のスカイロビーには、テナント専用となる「スカイラウンジ」を計画しています。
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その左手。こちらに進みます。
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南東側より。 22階の「スカイラウンジ」には、一人でも利用しやすいカウンター席からランチ・打合せなどグループ利用も可能なシート席まで、多様なバリエーションからなる約160席を用意する予定です。
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⑤の地点に移動しました。
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⑤の地点より。
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その右手。
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左手。アネックス棟を建設中でした。
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アネックス棟は「虎ノ門ヒルズ江戸見坂テラス」とデッキで接続します。
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その左手。「虎ノ門ヒルズ江戸見坂テラス」です。「虎ノ門ヒルズステーションタワー」と接続しており、虎ノ門ヒルズ駅と結ばれることになります。
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「虎ノ門アルセアタワー」の建築計画のお知らせ。2025年2月14日に竣工する予定です。写真クリックで拡大画像を表示。
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「公共用歩廊」の建築計画のお知らせ。こちらも2025年2月14日に竣工する予定です。写真クリックで拡大画像を表示。
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「虎ノ門アルセアタワー」完成後に「共同通信会館」を解体して公開空地を整備します。全体の工事が完了するのは2026年6月30日の予定です。写真クリックで拡大画像を表示。