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MGM大阪((仮称)大阪IRプロジェクト)
MGM大阪株式会社(主要株主:合同会社日本MGMリゾーツ、オリックス株式会社)は、大阪市此花区夢洲に総延べ面積約77万㎡の複合観光施設を開発します。 このうちブロックBにホテル、カジノ施設(遊技場)、劇場、物販店舗、飲食店舗、駐車場で構成する地上27階、地下1階、延べ面積527,320㎡の大規模複合施設を建設します。 ブロックBの設計は竹中工務店・日本設計JV、施工は竹中工務店・竹中土木・錢高組・南海辰村建設・淺沼組・松村組・森組JV。 2025年4月24日に起工式を開き着工しました。 2030年7月末に全体が竣工する予定で、2030年秋の開業を目指しています。
完成イメージ
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大阪府及び大阪市は2021年9月28日、「大阪・夢洲地区特定複合観光施設設置運営事業」の設置運営事業予定者にMGM・オリックス コンソーシアム(MGMリゾーツ・インターナショナル/オリックス)を選定したと発表しました。
同事業者は総延べ面積約77万㎡に及ぶ、国際会議場施設、展示等施設、魅力増進施設、送客施設、宿泊施設、エンターテイメント施設、飲食・物販・サービス等施設、カジノ施設を新設することを提案しています。
大阪IR株式会社は2022年2月16日、国への区域整備計画の認定の申請に向けて、大阪府・大阪市との間で「大阪・夢洲地区特定複合観光施設区域整備等 基本協定書」を締結したこと及び大阪府・大阪市と共同で「大阪・夢洲地区特定複合観光施設区域の整備に関する計画」(こちら)を作成したと発表しました。
初期投資額約1兆800億円、うち建設投資は約7,800億円、年間来場者数約2,000万人(長期的には約2,500万人)、年間売上約5,200億円を見込んでいます。
ホテルはエンターテイメントホテル「MGMホテル」、多世代型アクアリゾートホテル「MUSUBIホテル(仮称)」、VIP向け最高級ホテルを計画しています。
客室は約2,500室。レストラン、プール、フィットネス、大浴場、バンケットなども整備します。
国土交通大臣は2023年4月14日、IR整備計画を正式に認定しました。
大阪府と大阪市と大阪IR株式会社は2023年9月28日、大阪・夢洲地区特定複合観光施設区域整備等のIR関連協定等を締結しました。
大阪IR株式会社は2025年5月9日、2025年5月1日付で「MGM大阪株式会社」に社名変更したと発表しました。
位置図
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建設地はOsaka Metro中央線「夢洲駅」の目の前です。 竹中工務店JVは2023年12月4日に建設用地の液状化対策工事、2024年10月15日に準備工事にそれぞれ着手しています。 なお、「EXPO 2025 大阪・関西万博」は第2期や第3期と記載の場所などが会場になります。
全体概要
名 称 | 大阪IRプロジェクト | |||
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事業名 | 大阪・夢洲地区特定複合観光施設設置運営事業 | |||
所在地 | 大阪府大阪市此花区夢洲中1丁目の一部 | |||
最寄駅 | Osaka Metro中央線「夢洲」駅(2025年1月19日開業) | |||
建築主 |
MGM大阪株式会社 構成員 ◆中核株主(2社) 合同会社日本MGMリゾーツ(41%出資) オリックス株式会社(41%出資) ◆関西地元企業を中心とする少数株主(22社) 岩谷産業株式会社 大阪瓦斯株式会社 株式会社大林組 関西電力株式会社 近鉄グループホールディングス株式会社 京阪ホールディングス株式会社 サントリーホールディングス株式会社 株式会社JTB ダイキン工業株式会社 大成建設株式会社 大和ハウス工業株式会社 株式会社竹中工務店 南海電気鉄道株式会社 西日本電信電話株式会社 西日本旅客鉄道株式会社 NIPPONEXPRESSホールディングス株式会社 パナソニックホールディングス株式会社 阪急阪神不動産株式会社 阪和興業株式会社 丸一鋼管株式会社 三菱電機株式会社 レンゴー株式会社 | |||
用 途 | 国際会議場施設、展示等施設、魅力増進施設、総客施設、宿泊施設、エンターテイメント施設、飲食・物販・サービス等施設、カジノ施設 | |||
敷地面積 | 約492,680㎡(敷地A:392,370㎡、敷地B:約100,310㎡) | |||
建築面積 | ― | |||
延床面積 | 約770,000㎡ | |||
ブロック名 | ブロックA | ブロックB | ブロックC | ブロックD |
地名地番 | 夢洲中1-1-17 | 夢洲中1-1-17ほか | 夢洲中1-3-5 | 夢洲中1-3-5 |
設 計 | 大林組 | 竹中工務店・日本設計JV | 久米設計 | 大林組 |
施 工 | 大林組・大鉄工業・TSUCHIYA・富国建設JV | 竹中工務店・竹中土木・錢高組・南海辰村建設・淺沼組・松村組・森組JV | 大林組・大鉄工業・TSUCHIYA・富国建設JV | 大林組・大鉄工業・TSUCHIYA・富国建設JV |
用 途 | ホテル、展示場、駐車場 | ホテル、カジノ施設(遊技場)、劇場、物販店舗、飲食店舗、駐車場 | 集会場、駐車場 | エネルギーセンター |
敷地面積 | 33,708.75㎡ | 101,713.11㎡ | 167,246.41㎡ | 12,721.42㎡ |
建築面積 | 13,463.59㎡ | 89,743.77㎡ | 79,165.67㎡ | 5,548.71㎡ |
延床面積 | 71,616.44㎡ | 527,320.70㎡ | 124,967.30㎡ | 12,095.49㎡ |
構 造 | S・SRC造 | S・SRC造 | S一部RC造 | S一部RC造 |
階 数 | 地上13階、地下1階 | 地上27階、地下1階 | 地上4階 | 地上2階、地下1階 |
高 さ | ― | 約130m | ― | ― |
着 工 | 起工式:2025年4月24日(準備工事着手:2024年10月15日) | |||
竣 工 | 2030年7月末予定 | |||
開 業 | 2030年秋頃予定 | |||
備 考 |
◆「MUSUBIホテル」(地上13階)を配置するエリアがブロックA、カジノが入るホテル「MGM大阪」(地上27階)を配置するエリアがブロックBです。 ◆大阪・夢洲地区特定複合観光施設区域の整備に関する計画(大阪市HP)は→こちら ◆オリックス2023年9月28日付ニュースリリースは→こちら |
最終更新日:2025年4月25日
地図
夢洲は大阪湾に浮かぶ人工島です。 Osaka Metro中央線「コスモスクエア駅」~「夢洲駅」間は2025年1月19日に開業しました。
IR施設の規模
区分 | 施設名称 | 暫定延床面積 |
---|---|---|
国際会議場施設 | 国際会議場施設 | 36,875㎡ |
展示等施設 | 展示等施設 | 31,455㎡ |
魅力増進施設 | 関西アート&カルチャーミュージアム | 887㎡ |
ジャパン・フードパビリオン | 8,220㎡ | |
ガーデンシアター | 1,018㎡ | |
関西ジャパンハウス | 505㎡ | |
三道体験スタジオ | 758㎡ | |
送客施設 | 関西ツーリズムセンター | 758㎡ |
バスターミナル | 11,284㎡ | |
フェリーターミナル | 1,331㎡ | |
宿泊施設 | MGM大阪 | 233,189㎡ |
MGM大阪ヴィラ | 5,529㎡ | |
MUSUBIホテル | 50,719㎡ | |
カジノ施設 | カジノ施設 | 65,166㎡ |
来訪及び滞在寄与施設 | 夢洲シアター | 13,338㎡ |
Luxuryリテール | 49,472㎡ | |
その他リテール | 415㎡ | |
飲食施設 | 12,478㎡ | |
共通バックヤード | 125,866㎡ | |
駐車場 | 110,989㎡ | |
エネルギーセンター | 10,511㎡ | |
合計 | 770,525㎡ |
ホテルは「MGM大阪」(客室約1,830室)、「MGM大阪ヴィラ」(客室約10室)及び「MUSUBIホテル」(客室約660室)を計画。
全体で約2,500室になります。
客室の広さは「MGM大阪」がスタンダード約45㎡~60㎡、スイート約70~85㎡、ラグジュアリー約185㎡~230㎡を見込み、「MGM大阪ヴィラ」はラグジュアリーのみで約400㎡~490㎡を予定しています。
「MUSUBIホテル」については、スタンダード約30㎡~45㎡、スイート約65~85㎡、ラグジュアリー約100㎡~125㎡の見通しです。
カジノ施設全体の床面積は約58,600㎡~71,700㎡(暫定計画値65,166㎡)を予定。
カジノ施設のうち専らカジノ行為のために供される部分(ゲーミング区域)の床面積は約21,900㎡~25,500㎡(暫定計画値23,115㎡)を想定しています