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内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業(サウスタワー)
第一生命保険、中央日本土地建物、東京センチュリー、東京電力パワーグリッド、TF内幸町特定目的会社の5社は2025年4月3日、東京都千代田区内幸町1丁目において共同で推進している「内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業」が2025年4月1日に着工したと発表しました。 本事業では、事務所、商業、ホテル、ウェルネス促進施設などで構成する地上46階、地下3階、高さ227.78m(最高232.52m)、延べ面積約29万㎡の大規模複合ビル「(仮称)サウスタワー」を新設します。 設計・施工は清水建設。 2029年3月に竣工する予定です。
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2024年8月4日撮影。南西側より見た建設地。 2021年11月の都市計画決定、2022年8月の事業計画認可、2022年12月の権利変換計画認可を経て、2025年4月に着工しました。 なお、既存建物の解体は2022年9月より進めています。 街区全体竣工および事業完了認可は2037年度以降を予定しています。
完成イメージ(南西側より)
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日比谷通り側には明治時代から続く歴史的な高さ約31m(百尺)の表情線を延伸した「31m基壇部上広場」を整備し、周辺地域の回遊性を高めます。
TOKYO CROSS PARK構想 完成イメージ(西側より/加筆あり)
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本事業は2022年3月に発表された「TOKYO CROSS PARK構想」のうち、「南地区」(サウスタワー等)にかかる再開発事業です。 街区全体は北地区・中地区・南地区で構成され、約16haの日比谷公園とつながるとともに、都心最大級の延床面積約110万㎡を開発します。
断面イメージ(南側より)
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1階~8階にウェルネス促進施設、ホテル、商業を配置し、11階~41階に総貸床面積約15万㎡、基準階面積約1,400坪の無柱オフィス空間を整備します。 7階にオフィスロビー、29階にスカイロビーも計画しています。
位置図
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内幸町一丁目街区(東京都千代田区内幸町一丁目)の開発を推進する事業者(関係権利者、親会社を含む)10社は2022年3月24日、当街区の事業構想である「TOKYO CROSS PARK構想」と、構想に基づき掲げる5つのテーマを発表しました。
詳細は→こちら
南地区:サウスタワー……… 地上46階、高さ227.78m(最高232.52m)
中地区:セントラルタワー… 地上48階、高さ230.00m(最高234.50m)
北地区:ノースタワー……… 地上46階、高さ約230m
北地区:帝国ホテル新本館… 地上29階、高さ約145m
概要
名 称 | 内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業 |
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地区名 | 内幸町一丁目街区南地区 |
所在地 | 東京都千代田区内幸町1丁目1000番ほか(地番) |
最寄駅 |
都営三田線「内幸町」駅 地下直結、 JR各線・東京メトロ銀座線「新橋」駅 地下通路直結、 東京メトロ有楽町線「有楽町」駅、東京メトロ日比谷線・千代田線・都営三田線「日比谷」駅 街区完成時直結、 東京メトロ日比谷線・千代田線・丸ノ内線「霞ケ関」駅 地下通路直結 |
施工者 |
代表施工者:中央日本土地建物株式会社 共同施工者:東京電力パワーグリッド株式会社、TF内幸町特定目的会社(東電不動産株式会社が出資する特定目的会社) |
関係権利者 |
第一生命保険株式会社 中央日本土地建物株式会社 東京センチュリー株式会社 東京電力パワーグリッド株式会社 TF内幸町特定目的会社 |
基本設計 | 株式会社日建設計(基本設計・タワーデザイン・工事技術コンサル) |
実施設計 | 清水建設株式会社 |
監 理 | 清水建設株式会社 |
施 工 | 清水建設株式会社 |
敷地面積 | 18,617.95㎡(一団地認定区域全体) |
建築面積 | 9,504.50㎡(一団地認定区域全体:15,325.65㎡) |
延床面積 | 285,854.01㎡(一団地認定区域全体:296,725.25㎡) |
構 造 | 地上:鉄骨造(一部柱:CFT造) 地下:鉄骨鉄筋コンクリート造 |
基礎工法 | 直接基礎 |
用 途 | 事務所、商業、ホテル、ウェルネス促進施設、駐車場 |
階 数 | 地上46階、地下3階、塔屋3階 |
高 さ | 227.78m(最高232.52m) |
着 工 | 2025年4月1日(解体工事着手:2022年度) |
竣 工 | 2029年3月予定(一団地認定区域全体:2039年4月頃) |
備 考 |
◆東京都2022年8月10日付発表資料(施工認可)は→こちら ◆中央日本土地建物2022年8月10日付ニュースリリース(施工認可)は→こちら ◆国土交通省2022年10月22日付発表資料(都市再生事業計画)は→こちら ◆中央日本土地建物2023年11月15日付ニュースリリース(太陽光発電)は→こちら ◆事業者2025年4月3日付ニュースリリース(着工)は→こちら |
最終更新日:2025年4月3日
地図
主に「みずほ銀行内幸町本部ビル」(1980年竣工)の跡地にセントラルタワーが建ちます。「東京電力ホールディングス本社ビル」(1972年竣工)の跡地は広場などになります。 国土交通大臣は2022年10月22日、内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業を優良な民間都市再生事業計画として認定しています。
2024年8月4日撮影
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①の地点よりスタートします。
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①の地点より南地区を見ています。地上35階、高さ140mの「みずほ銀行内幸町本部ビル」は完全に姿を消していました。
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その右手。 1972年に竣工した「東京電力ホールディングス本社ビル」があります。 同ビルは地上14階、延べ面積59,572㎡。鉄塔の先端までの高さは200mです。 サウスタワー完成後に解体されるものと思われます。 跡地には低層のC棟が建つほか、広場が整備されます。
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左手。南地区南側の様子です。
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「(仮称)内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業新築工事」の解体工事のお知らせ。 清水建設が2024年8月1日~2026年5月31日の工期で「みずほ銀行内幸町本部ビル」(地上35階、地下4階)の地下解体工事を進めます。 写真クリックで拡大画像を表示。
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「内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業A棟」の建築計画のお知らせ。 前回撮影時と比較すると、建築面積、延べ面積、階数(地上45階→地上46階)、高さ(230.23m→227.78m)が修正されていました。 未定だった施工者は清水建設に決まっています。 写真クリックで拡大画像を表示。
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②の地点に移動しました。
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②の地点の仮囲いに透明部分がありました。
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内部の様子です。地下解体工事と新築工事を同時に進めるものと思われます。
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労災保険関係成立票の事業の期間は2023年10月2日~2027年9月22日でした。
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③の地点に移動しました。
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③の地点は中地区(左)と南地区(右)の境目です。
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その右手。地上46階、地下3階、高さ227.78m(最高232.52m)の「サウスタワー」が建つ南地区方面。
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左手。地上48階、地下6階、高さ230m(最高234.5m)の「セントラルタワー」が建つ中地区方面です。
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日比谷公園側の④の地点に移動しました。
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④の地点より見た中地区と南地区の境目です。
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加筆しました。
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その左手。中地区方面。
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右手。南地区方面。
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⑤の地点に移動しました。
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⑤の地点より見た南地区です。 第一生命保険、中央日本土地建物、東京センチュリー、東京電力パワーグリッド、東電不動産、東京電力ホールディングスの6社は2023年11月15日、積水化学工業が開発したフィルム型ペロブスカイト太陽電池を東京電力ホールディングスと共同により、サウスタワーのスパンドレル部の外壁側内部に設置し、都心部におけるエネルギー創出の最大化およびエネルギーの地産地消の促進に取り組むと発表しました。 太陽電池の発電容量は定格で1,000kW超を計画しており、実現すると世界初の「PSCによるメガソーラー発電機能を実装した高層ビル」となる予定です。(発表時点) ニュースリリースは→こちら
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⑥の地点に移動しました。
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⑥の地点より見た南地区。
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その左手。南地区西側。帝国ホテルが建つ場所が北地区です。
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右手。南地区南側。
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内幸町一丁目街区の全景です。全体完成時には、高さ約230mの超高層ビル3棟と高さ約145mの帝国ホテル新本館が並ぶことになります。
《過去の写真はこちら》
《中地区についてはこちら》
《北地区についてはこちら》
《内幸町一丁目街区についてはこちら》